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北海道・東北のヨーカドー全店舗が撤退 という発表があった。

去年から「店舗数を大きく減らす方針」というのは出ていたけど、いやまさか北海道・東北全店舗とはね!そしてそれに自分の地元も含まれている。

地元のヨーカドーは食品売場としては好立地なこともあって今でもしっかり客足があり、このニュースが出た時はかなりの動揺があったと思う。まあ事業を引き継ぐ会社があるとのことでライフライン的な意味での支障は出なさそうだ。

「しっかり入ってるのになんで閉店なんだよ!」という感覚を持ってしまいがちだけど、施設はテナント収入が肝なわけで、食品売場はあんまり関係無いもんな。魅力的なテナント誘致に課題があるのは10年以上前からはっきりしてたのに改善しなかったので個人的には納得感がある。

地元ヨーカドー、2階フロアのあのダサくて安い服屋ゾーンは一体なんだったんだろうな。あそこで何かを買うぐらいなら、絶対にGUかユニクロで買いたい。広大なスペースを占有してるけど、面積あたりの売上を考えるとめちゃくちゃもったいないだろうな、と行くたびに思っていた。あれってテナントなのかセブンアイのグループ企業なのか分からん。でも歩合賃料だとしたらあんなテナントは入れないし、そもそもとっくに撤退していたはずだ。

なんにしても、地元住民にとっては生活に直結した施設であったことは間違いない。ヨーカドーの運営手腕が未熟だったのが最大要因だとは思うけど、地方の人は「やっぱり田舎はもう終わりなんだろうなあ…」っていう受け止め方をしちゃってる気がする。でもイオンはずっと好調だし、ヨーカドーの時代遅れ感&無策がハッキリと結果に出ただけな気がするな。

 

 

シレン6

クリア後ダンジョン、まずは難易度が低そうなものやクリア階層が浅いもの、前提ダンジョンっぽいものから遊んでいる。

徐々に6の仕様にも馴染んできて思ったけど、今作は人を選ばない、正統派の面白いシレンかもしれない。良作のオーラがぷんぷんしている。シリーズファンはみんな笑顔でプレイしているはず。

 

父親がシリーズのファンで、初代であるトルネコの大冒険(SFC)から熱心に遊んでいたので、不思議のダンジョンとは非常に長い付き合いである。ぴったり30年ぐらい?

本家シリーズで遊んだのはトルネコ1~3・シレン1~5・アスカ外伝シレンGB1で、皆勤賞では無いけどそれなりに遊んできたと言って良いだろう。据え置きタイトルは全部やってるはず。

ただプレイヤーとしてはかなりしょぼくて、ヒーヒーいいながらもっと不思議なダンジョン(持ち込み不可・99F)を1~2回クリアする程度である。知り合いのシリーズファンはとっくにクリアしてるのに、自分はまだ深層に1回行っただけ みたいなことがよくある。歴は長いけど腕前が上達しないままってことだ。

ということでサブダンジョンも普通に死にまくっている。まあ地道に進めていきましょう。もっと不思議(神髄)の出し方も分かってるけど、今は龍が如く8を進めるのがメインになっているのであえて別のダンジョンを遊んでいる。

 

 

龍が如く8

13章終わりまで進めた。全部で何章まであるのか知らないけど、制作者インタビューを見た所「ストーリークリアに80時間ぐらい、しっかり遊んで200時間」という大ボリュームらしい。今40時間弱だけど、まあまあ終盤に差し掛かろうという雰囲気を感じる。ちょっと寄り道しなさすぎかもしれない。

8はこれまで以上に横に広げたゲームなので、今作においてはメインストーリーだけ進めるのはもったいない遊び方になるだろう。一旦ここらでメインを完全に脇に置いて、ガッツリ寄り道をするモードに入ろうかな。装備価格のインフレが進んでスジモンも金策にならなくなっちゃったし。

 

龍が如くシリーズは基本的に暴力団・警察・政治家、あとは裏だの闇だのの組織による陰謀、それに伴う流血沙汰がメインになる。8もしっかりその通りのシナリオなんだけど、主人公側の立ち位置がこれまでとは大きく異なる。

従来は「ヤクザ世界と夜の街の疑似体験」が大きな軸だったけど、7から大きく方向性が変化して、ヤクザ体験要素がかなり薄くなったのである。なんなら8は主人公パーティに現役ヤクザは1人も居ない。元ヤクザが2人、中韓マフィアが2人いるけど。これは長いシリーズになった龍が如くにおいて、物語の展開がワンパターンにならないようにするために必要な施策なんだと思う。ヤクザに軸を置いた長編シナリオはすでに7~8本作ってるので、さすがにマンネリは避けられなかったからね。

 

ただし、(ファンタジー)ヤクザの世界観を覗き見ることを楽しみにしていたユーザーにとっては8の雰囲気は合わないのかも、とプレイしていて思った。

あとは7からだけど、ケンカ慣れもしていない、フィジカル的な素養も無い元ホームレスや一般女性が何でこんなにつえーんだよ!という感覚もある。ヤクザがヤクザの本拠地に殴り込みにいくのは分かるけど、カタギとタクシードライバーと一般女性の3人でハワイアンマフィアに殴り込みにいって制圧しちゃうのはちょっと無理筋だよなあ…と思わなくも無い。

ファンタジーヤクザ世界から、マジのファンタジーに足を踏み入れている。世界観への没入という意味では8は過去作品に劣ると思う。そもそもリアリティを求めるゲームじゃないんだけど、ゲーム内リアリティがちょっと物足りないかもな、という感想だ。「伝説の極道が1人で全員ぶっ倒してなんとかしちゃう」は間違いなくファンタジーだけど、ゲーム内リアリティとしては成立していた。

 

7から続くコマンドバトルはかなりクラシックな仕様なので目新しさは皆無だ。プレイヤーに与えられる選択肢も多くなく、ビルド幅も狭いので戦略的でも無い。はっきり言ってそこそこ退屈ではあるけど、だとしても従来の「ハイパーアーマーの敵を殴って殴り返されて」を繰り返すアクション戦闘よりもストレスが少ないので「前よりマシ」って感じ。

回復などの対象指定が分かりづらいのはちょっとマイナスポイントかな。リアルタイムで変化する敵味方の立ち位置がそこそこ重要な戦闘なのに、対象指定などの視認性が悪いのでUXが悪い。範囲の効果範囲ももっと厳密に描写してほしかったし、それこそUIのインスパイア元であるペルソナ(メガテン)みたいに敵の弱点が何なのか記憶して表示してほしかったな。

 

今回はハワイ(オアフ島)が主な舞台になっており、それに加えて異人町と神室町もある。神室町のみだった7外伝と比較するとフィールドの広さは10倍はあるだろう。それでいて街中でのイベントや収集要素が豊富なので「ただ広いだけ」じゃないように作られているのはとても良いね。