5*

先週はガッツリの会議と出張が続いて、そこに激しい寒暖差によって疲労が溜まってしまい免疫が下がってしまった。口内炎→喉の違和感からの痛み→発熱 の王道パターン。久々にやってしまいましたな。

熱も現在38.0℃ある。発熱はたしか去年の11月ぶりである。3ヶ月発熱ナシは快挙だったけど残念ながらこれにて記録はストップしてしまった。

まあでも3連休で体を休められる時に当たって良かった。といっても週が明けても全然治ってないけど…

 

 

スト6

カプコンカップX、SFLワールドともに閉幕!

見応えある試合がたくさんあって楽しめた。トッププロのトーナメント的に数が多くないジュリで優勝したUMA選手、お見事!日本勢も健闘していて手に汗握った。

しかしまあとにかくルークが多い大会であった。初期バージョンということもあるし、最も勝てるキャラが集まる性質の大会なので当然ではあるけどね。万能かつトップクラスの強さなら、そりゃトッププロはルークを選択しやすいだろう。

これにてカプコンが主催する1年目の大きな大会は一区切りで、残る大きな公式的なイベントは豪鬼の追加とバランス調整となる。

 

ということでエドが実装されるとともに、一部キャラの調整が施された。

大規模な調整はまた今度、ということでそれはまたアナウンスされることだろう。豪鬼実装タイミングの5月か6月かな?6月は発売1周年なのでピッタリのタイミングだけど、SFLやEVOと日程が近すぎて競技者が悲鳴をあげるのでもうちょっと早く来ると予想する。

しかし発売から8ヶ月、不具合修正やシステム的な変更はあったけどキャラの性能に一切手を付けずに破綻しないゲームバランスを提供したカプコンは本当にすごいね。それほど初期バージョンに手をかけて、自信を持ってローンチしたんだろうということがうかがえる。

 

まあ今回のパッチノートで「JPの屈大Pに上半身空中攻撃無敵が付いていた」という衝撃の事実が明らかになったけどね。なぜ彼だけ通常技に空中攻撃無敵が付与されていたのかは数年後語り草になっていることだろう。

ただJPの対空技が強すぎた っていうのは実際そうなんだけど、そもそも一部の飛び、特にルークのJ大Pがおかしいという部分にメスを入れて欲しかったな。対空格差、かなりあるゲームですよ!ゲージ使う以外で落とす手段が無いキャラが何人も居るんですよ!

というかJPの対空を弱くする意味はあんまり無いような気はしている。そもそもワンボタン(モダン)で空中攻撃に対して無敵対空が出来ちゃうゲームなんだから、通常技対空ももう少し信頼できる性能にしても良いんじゃないだろうか。

JPは他にもアムネジアやらヴィーハトやらがしっかり弱体化して火力も結構下がっている。性能的に替えが効かないキャラだからJP使いは萎えてるだろうな。

 

あとケンの前投げの変更もかなり痛いだろうなと思う。要は画面端の弱体化なわけで、柔道は出来るけど打撃択が極端に弱くなったね。前ジャンプ入れっぱかバクステ擦ってれば良いんじゃね?ぐらいの感じになったので相手をする側としては嬉しいけど、画面端の期待値で勝つキャラだったと思うのでこれもまた相当な萎えが発生してるだろう。トッププロの領域だとTierが1つ落ちるぐらいの変更だろうな。

 

リュウはとても良い調整をされた。

死に技に近かった波掌撃(と電刃練気)に実用性が出た。要はこれ、ほぼ安全に通常技に入れ込める必殺技(弱波掌撃)と、ガードさせて有利でシミーにいける必殺技強波掌撃)を獲得したということだ。Tier1つ上がったんじゃないかな。

「スタンダードキャラで格ゲーを始めたい」という人にオススメするキャラ、なにげにスト6は難しかったんだよな。ルークはコンボが難しいし、ケンは必殺技が多くてちょっと煩雑に感じそうだからね。今ならリュウをおすすめできます!

 

 

あとは追加されたエド

まずは第一印象として「むずいんかい!」という事だ。Vでは最もお手軽に性能を発揮しやすいキャラの1人だったけど、6では難しい寄りのキャラだ。クラシック操作での話です。

このキャラは通常技の配置や属性に癖がある。いわゆる中足は屈中Pだし、小足は屈弱Pである。ガードで+3Fという破格のフレームを誇る立ち大Kはしゃがみに当たらない とかね。まあこれはキンバリーの大Kと似てるので個人的には違和感無いけど。

ただ通常技の性能自体は悪くない印象で、Kボタン(フリッカー)の攻撃はリーチがあって強い。中でも立ち中Kは置き・差し技としてはかなりの性能かも。発生は10Fで遅いけど立ちでパっと出せるので相手の中足で前に出た食らい判定に当てる、つまり差し返しとしてめちゃくちゃ使いやすく、キャンセルが効くのでインパクトが来ても安心で、キャンセルラッシュを仕込めばバリバリ活躍できる。あとはリーチが長く下段をすかす前大P、使いやすい立ち大P、早出し通常対空として立ち大Kと屈中K、4F下段の屈小Pということで結構揃っている。

コンボは最速・ディレイ・溜め・ステップなどが混ざってるのでちょっとだけ難しい方だと思う。全く情報を調べて無いのでどんなコンボが基本になるかは不明だけど、どの必殺技もコンボパーツで使えるのでゲージを使う状況判断が他キャラよりもちょっとだけ多そうな印象だ。

弾は強い。弾速差が春麗並に激しいのでジャストをしようとすると強弾を食らう、みたいな事が起きまくると思う。弱は良い感じに遅いのでラッシュの盾に出来る。

全く調べてないので不明だけど、前ダッシュとキルステップの2つのダッシュ技を持つので起き攻めに良いフレームを見つけやすいキャラだとも思う。あとこれもまた適当に言うけど、おそらく詐欺飛び(42F)できるシーンが多いキャラな気がする。詐欺飛びで起き攻めすると、J大P→立ち大Kで相手がしゃがんでてもガードさせられる。ので詐欺飛びすると「大攻撃2発を確定でガードさせて+3F」というとても良い状況が作れる。これを利用してSA2を絡めて相手のドライブゲージをめちゃくちゃ削る、みたいなことも出来そうだね。

一部イウサール的な性能を持つSA2がかなり強い。単体の技としてはイウサールのほうが強いと思うけど、SA2をコンボに組み込んで使うとゲージ回収がすごいので回転率がめちゃくちゃ良い。そういう意味では鳳翼扇(春麗のSA2)に近い感覚もある。というか現状コンボに組み込む形が多いのでイウサールより鳳翼扇のほうが近いか。これで火力を底上げするキャラで、大PなどにODブリッツを無責任に仕込みまくって狙おう。

最大の弱点は地上中段が無いことかな。ラッシュ中段もしくは持続中段で大きなリターンを持つキャラが多いゲームなので、持って無いのはキャラパワー的に大きなマイナスだろう。キャミィダルシムも無いけど、ストライクやフーリガンがあるキャミィは問題にならず、ダルシムは性能的に不要とは言わないけどそこ(密着)で戦うキャラじゃない。

あともう1つ弱点は生ラッシュ攻めがあんまり強くなさそうということだ。ラッシュ自体が遅いし伸びがある技も少ない。さっきも書いたけど中段も無いしね。これにゲージを割くキャラでは無いっぽい。まあぼっしゃがに対しては溜めサイコフリッカーやサイコナックルで4F有利を取れるので、そこでゲージを削りながら攻め継続は出来るね。ただやっぱりラッシュに中段が無いってのは防御側としてはかなり楽だな~

強い距離はおそらく相手の中足が届かない距離~こちらの中 or ODサイコフリッカーが届く距離だと思う。近ければ立ち中K、もうちょっと遠ければ中サイコフリッカーで圧をかけて、パリィやガンガードしてたらキルステップで投げ、もっと遠ければ弾消し&弾撃ち、飛んだらちゃんと落とす そうすると相手が前に歩いて中足的な技を当てに来るから立ち中Kや立ち大Pで刈り取ってキャンセルラッシュコンボ、みたいな感じか?中距離はかなり強いと思う。

反面、密着は明確に弱い。小足も小Pも4Fなので暴れは強いけど、それ以外は良いとこナシ。OD無敵技を持ってるのは恵まれてるけど、発生13Fなので小技で詐欺られる。基本的に密着に行く必要は無さそうだ。

あとはODフリッカーが飛びと噛み合わなければ適当に出して良い技なので、相手が前に歩いてるか、何か技を出してれば引っ掛けてコンボにいけるし、ガードされても+4Fなので攻め継続だ。初日からしばらくの期間はこの技にゲージを使う人が多くなりそう。

 

最初に「難しい」と言ったのは、コンボや操作に関してでは無い。密着が弱く、中~遠距離が強いキャラなので立ち回りで勝つのが大変だよね という意味で難しいと思った。キャミィとかかなりキツそうな気がする。

あと攻めが難しいというか、弱い。とりあえずラッシュで攻めておこう、があんまり有効じゃないし、コマ投げ無いし、中段も無いので「リソース使ってダメージを取ろう」が成立しづらい。その分立ち回りでダメージを稼がないといけない。

相手をする分には、返されるとしてもとりあえず飛びかインパクトをぶっ込んで圧を与えたほうがよさそう。中距離でにらみ合ってもフリッカーや中Kでゲージ状況不利になるだけだ。飛びやインパクトを警戒させるとフリッカー溜めや中Kブンブンをしなくなる=こっちのラッシュが通るようになるので、そこから密着して期待値勝ちをしよう、というのが良いのかな。

 

なんにしてもかなり面白いキャラだと思う。

初日の印象で言うと、強さはほどほどって感じかもしれない。良くて中堅、悪くて下位の中の上位、みたいな。今後何かしら発見があったら上がるだろうけど。

エドはビジュアル的なとっつきやすさとVの印象から「初心者の希望」みたいな枠になるのかなと思ってたけど、この性能だとちょっと初心者には厳しいね。性能が低いんじゃなく、強みが初心者向きじゃない。操作が難しいだけならモダンで解消できたけど、とりあえずラッシュすれば強さが出るとか、2択をかけてゴリ押せる みたいな感じじゃないからなあ…

これでラシード・A.K.I・エドの3人は全員難しいということになる。もうちょっとDJみたいな、あるいはキャミィみたいな明確に激強な行動を持ったキャラを追加したほうが良い気がするなあ。どんどんその役割が後ろに倒されていって、ついには丸1年経って豪鬼が担うことになる。追加キャラに関しては、ちょっとスト6の人口増加に寄与できてないと個人的には感じるね。普通に追加でお金を払う格ゲー好きが気に入るような、ちょっと難易度の高いキャラばっかりだ。

 

 

シレン6

しばらく龍が如く8を優先して遊んでいたので2週間近くのインターバルを挟んで再開。今回のもっと不思議のダンジョンであるとぐろ島の神髄も出してなかったけど、ようやく前提ダンジョンをクリアして解禁した。

で、神髄はもうちょっと苦戦するかと思ったけど割りとあっさりクリア。クリア率が11%なので9回でクリアってことかな?自分としては快挙である。1ヶ月ぐらいかかると思ってた。

そしてやっぱり今作は剣盾ゲーだった。いや剣盾がすごく重要なのは全ての作品共通なんだけど、剣盾が強ければなんとかなるシーンが多いという意味で、神髄は剣盾の強さ次第でクリアが決まるゲームである。

神髄は道中でいかに強い装備を作るか、という部分に面白さを感じられるように作られている。合成チャンスがとにかく多い。

なんとマゼルン系の出現ゾーンが全99階層中、59階層ぐらいあるのだ。従来に比べると驚異的な広さで、1フロアずつ飛ばされる直前まで粘らなくても持ってる合成素材全てを合成出来る余裕がある。

もはや合成機会が常に与えられているようなものであり、過去の感覚からするとものすごく優しい。これはもちろん意図的で、シレン6は「神器で合成を楽しんでね」という感じなんだろう。さらに白紙の巻物もポンポン出る上にボヨヨンブロックで増殖ができる。銀はがしや印増大にガンガン使い、あらゆるモンスターとタイマンなら余裕で勝てる、という状態にもっていくのがセオリーになりそう。

「まず間違いなく合成が出来る」という感覚は新鮮で楽しい。これのおかげで合成素材を序盤から吟味できるので低層の退屈さを軽減してくれているし、巡回する意義も増している。神器の光の柱と効果音を見つけると「おっ!」となれるのでローグライクの良さも引き立っている。

先に名前を何度も出したけど、6から初登場の神器システムはかなり良い。少なくとも4~5の成長システムより遥かに優秀な要素だと思う。

神髄においては必須級のアイテムが無いのも良いと思う。もちろん壁抜けや気配察知(透視)はものすごく強いんだけど、過去作よりも依存度は下がっていると思う。

難易度はおそらく結構低めかな。シレン2の最果てと同じぐらい、アスカの表白蛇よりは上、4の浜辺よりは断然下、5の原始よりも下、という感覚だ。

 

シレン6に対して気になる点

まず操作のレスポンスがちょっとだけ悪い。特にボタンにセットする矢や石の操作がうまくいかないことがあるのと、ナナメ移動がしづらい。またBボタンアイテム欄表示は過去作では設定で無くせたんだけど、今回はできなくなって不便である。

神髄のゲーム性でいうと低層にカラクロイドが出る理由が良く分からない。出る階層に対して強すぎるのでおそらく神髄の死因はこいつがナンバーワンである。良い盾がなければ倍速移動なこともあって為す術無くやられてしまうし、命中率の低さも相まって不快な殴り負けをすることもよくある。総じてなんか微妙な存在だなと思う。

あとは洞窟マムルが低確率ながら広い範囲で出現する。つまり常に出会い頭で殴られてワンパン、が付きまとうんだけど、洞窟マムルを配置するってことはそれを狙ってるということだ。それ狙う必要あるかな?と思う。まあワンパンされるのは低層までだけど、石を2回外したらやられちゃうからね。経験値ボーナス的な意味合いがあるとしても、せめて選択肢が多いタベラレルーで良いんじゃないかな。

さっきも書いたけど命中率が全体的に低すぎてゲーム性よりも不快感が勝ってると思う。敵の火力も高めなこともあって空振りを連続してピンチに陥ると理不尽だな~~と思ってしまうな。必中印以外にもスパークソード・四ツ又・サビ印で対策できるんだけど、それ前提ってのも微妙な話だなあと思う。矢なんて信頼できなさすぎてヤバかったな。トド狩りしてアイテム稼ごうとしても矢がしょっちゅう外れるので成立しない。身かわしのお香などでお手軽に矢稼ぎが出来るけど、そこまで熱心にやらなくてもいいかも。矢稼ぎやオニギライズはテンポが悪くて嫌いだったので、そういう意味では助かるっちゃ助かるな。

 

ということで気になる点もありながらも、総評としてはかなり楽しいシレンで最高だった。普通にまだまだ遊びたいので星の石ルートもこのまま挑戦しようかな。