ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムをクリアした。
以下ネタバレあり感想
・クリアまでのプレイ時間など
クリアしたのは5月29日の25時、クリアタイムはおよそ75時間ほどである。前作は50時間なのでプラス25時間。
発売から17日間ということで1日平均4~5時間は遊んだということだ。これは自分の今の環境的には相当なハイペースだね。それだけゲームが面白かったということだ。
・難易度
戦闘に関しては前作よりはほんのちょっと高めかな?という感じ。
というか戦闘を有利にする要素をしっかりこなせばそこそこヌルい、やらないと結構キツい、というバランスだと思う。スクラビルドの素材・大妖精の泉・ハート総数、料理をどれだけ作るかみたいなところが影響するね。要素をこなせばヌルいのは前作と一緒だけど、今作はその傾向が強まっている。
謎解き関連は今のところ詰まってクリアできない は発生していない。
マジックハンドによってより幅のある攻略が出来るようになったので「少ない正解にいかに気づけるか」という遊びではなく、「自分なりの解法を楽しみながら作れる」というのがティアキンのゲーム性なんだと思う。
・ストーリー
今回はシナリオに非常に力が入っていた。
「空を飛んでいる白龍が実は過去に飛んだゼルダで、頭にマスターソードが刺さっている」
というのが全てのキモになっていて、この事実にたどり着くまでの過程がプレイヤーの遊び方によって変わってくる というのがティアキンのストーリーの最大ギミックだろう。
例えばとりあえず白龍に近づいて飛びついてみて「あれ、マスターソードあるじゃん」から連想するプレイヤーもいれば、地上絵の龍の泪イベントから分かる人もいる。
「最初に気づくのが何になるか」が遊び方によって変わってくるのは面白いなと思ったね。自由度の高いオープンエアのゲーム性をストーリーの仕掛けとしても組み込んでおり、しかもちゃんと「ゼルダの伝説」というね。素晴らしい!
・フィールド
大量に手を加えられているけど、メインの地上フィールドは前作と同じ地形である。
ただ祠やコログなどはすべて変更されており、前作と同じく凄まじい物量である。さらに今作は地底と上空フィールドがあり、探索範囲はブレワイの倍以上という恐ろしさ。
ただし上空は有効な地形がかなり少なく、地底は地上ほど細かくギミックが仕込まれているわけではない。というか地上ほどの作り込みを更に2マップ、となるとコンテンツがあまりにも過剰となるので今回ぐらいでちょうどいい、というか前作の時点ですでに過剰だしね。
・気になったところ
今作はメインダンジョンをクリアするごとに賢者の亡霊みたいなものがリンクに追従して共闘してくれる。
近寄ってAボタンを押すと各賢者の能力を使用できる、というものなんだけどこれのプレイフィールが悪い。最大5人の賢者たちをワラワラと連れ歩くことになるんだけど、能力を誤爆したりして思うように使えないのだ。
敵を倒してアイテムを拾おうとしたら風を起こしてどっかに吹っ飛んでいったり、敵の群れをユンかルージュで一掃しようとしたらゴーレムに騎乗してしまったり…などなど、ちょっと不快になる誤爆がちょくちょく起きる。
まあ賢者の出現は選択出来るのである程度対策は可能なんだけど、もうちょっと工夫が欲しかったかもしれない。
敵の火力が高めだけど、防具を強化すればかなり軽減できる。
強化するには大妖精の泉を解放する必要があるが、この導線がそこまで強めじゃないので後回し or 見落として戦闘で必要以上に苦労する人が多そうだな と感じた。
1つ目の解放ぐらいは何かしらメインクエストの一環にしてあげても良かったかもしれない。
・面白さ
オープンエアゼルダの面白さは前作ブレワイで既に保証されているようなものなんだけど、やっぱり今作もちゃんと最高に面白かった。
この域まで到達してしまうとシリーズとして次が困っちゃうだろうね。そう思うほどすごいゲームである。