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父の具合が悪く、しばらくはそれに関することに追われそうな気配である。

具合が悪いというか、かなり高い確率で覚悟したほうが良いレベルの話であり、「思ったより早く来たな」という心境だ。平均寿命的には十数年早い。

急性なんたら、みたいな病気なので驚くほど病状の進みが早く、1ヶ月2ヶ月ではなく、1日、なんなら数時間単位で急激に進行したりする。

あと数日で今後が決まるという状況であり、まあさすがに心が休まることは無さそうである。

しかし前兆も無く、大きな病気をしたこともなく、毎年受けている人間ドックでも異常値が出たことは無いらしい。それでも突然こうなることがある。まるで事故に遭ったかのようなスピードである。

本人は全ての病状と今後の展望を聞かされてるわけじゃないと思うけど、かなりしんどいだろうな。生きる術があるならなんとしても生き延びて、もし厳しいなら少しでも安らかに、と願っている。

人口呼吸器をつけて喋れない状態の父から筆談で「急で申し訳ないけど、よろしく」ってメモを差し出された時、だいぶやられてしまったな。感情が溢れてしまいそうになったけど、深刻さが伝わらないように堪えるのが大変だった。俺に任せろ!

 

寛解に向かうにしろ、厳しいにしろ、父の社会的なポジションとしてはかなりインパクトのある出来事である。影響のある人が多い。ちなみに公人でも無いし、有名人ってわけじゃないよ。

おそらくこれから自分に求められるのは正常な判断能力であり、そのためには心身の健康が必須である。とりあえずワーっと頭の中はなってしまうだろうけど、押しつぶされないために必要な事をやっていこうと思う。

具体的にはゲームしたり、動画をみてリラックスする時間、子どもと過ごす時間、そして睡眠時間だ。たぶんかなり重要になるはず。ゲームをやる心境に無い状態に陥る可能性も高いんだけど、なかば無理やりそういう時間を設けたほうが良い気がする。心の逃がしどころが必要だぞ、という予感がする というか、今もう既に必要になってるな。

医師からの説明を受けて、父と面会をした今日この日はちょっと眠くなりそうにないんだけど、これからは日中だろうと寝れそうなタイミングはちょくちょく寝ます。