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おそらく世界中で発生してるであろう感覚だけど「もう1月が終わろうとしている。この調子だと1年あっという間だ…」が自分の中でも発生している。早すぎ!

 

 

ぼっちざろっく!というバンドを題材にしたアニメが話題になっていて、ふと劇中の演奏シーンをいくつか見てみた。

…このアニメ、間違いなく「あの頃のアレ」をテーマにしている!前奏を聴いた瞬間にピンとくるぐらいしっかりそれを前面に出している。

あの頃のアレとは2000年代前半の邦ロックシーン、つまり下北系もしくはロキノン系だ。

自分は中学~高校時代がその年代なのでまさにど真ん中の世代である。ここまで真ん中だとちょっとむず痒すぎて直視できないというか、直聴(?)できない気持ちになるな。決して悪い意味じゃないけど青春時代に紐付きすぎていて、卒業アルバムや文集を開く気持ちに近い感情が湧く。

主要人物の名字がアジカンのメンバーと同じになっていたり、各話のサブタイトルが楽曲名を模しているのもまたむず痒さがある。

しかし本当にどの曲も「あの頃」が漂いすぎてヤバい。これは見事だねえ。

ほとんどの楽曲の編曲にLOST IN TIMEのギターの人が入っていて、多分この人がその属性を全楽曲に付与しているんだろう。

 

当時のバンドという存在およびバンドシーンは一大ジャンルというか、1つのカルチャーとして存在していたように思う。我々は中高になると楽器屋で2~3万円の、小さいアンプとシールドがセットになったスクワイア(フェンダーの1番安価なブランド)のストラトキャスターをお年玉で買うのだ。

今だともしかしたらお年玉でDAWとか買うんかな?PCは親に頼んで分割とか。フリーのVSTプラグインを漁りまくる光景が想像できる。

時代によってツールやデバイスは変わっても、そういうのも良いね。んでDAWの複雑さに挫折して、PCはAPEX専用機になる みたいな。そういうのもまた良いねえ。想像だけど。

 

 

DAVE THE DIVERというゲームを衝動買いした。

日中はダイバーとして魚や素材を集め、夜は寿司屋を営業して稼ぐ というゲームである。稼いだお金で装備を強化してより高価な魚を獲ったり、お店で人を雇ったりして更に利益をインフレさせていく というやつ。アトリエシリーズやカイロソフトあたりと近い感覚のゲームだ。

基本のゲームプレイ部分であるダイビングと寿司屋パートはもちろん、グラフィック・各演出・キャラのセリフなどあらゆる面で「分かってる感」がある。開発はネクソン傘下の小規模なチームらしいけど、ゲーム制作にかなり熟達してる印象を受ける。

 

個人的に気に入ってる所として、このゲームはおそらく韓国の人が作ってるんだけど「アメリカナイズドされたニッポンのスシ」を把握した上で寿司を扱ってるんだよね。とりあえず海の生物であれば何でもスシとして調理する感じ。このゲームのネタは熱帯魚、深海魚、クラゲ、サメがメインだ。

「自国のモノを他国の人が少し面白い方向に曲がって理解してる」というあの感じ、あれをまた違う国の人が演出として上手く扱ってる というちょっとした多重構造が面白い。

そしてゲーム自体はしっかりハマれる面白さがあり、あっという間に2時間ぐらいが過ぎる。

ただ現在は15時間もあればアーリー部分の最後まで到達するぐらいのボリュームでちょっと物足りない。

今後製品版になってどのような拡張をされていくのか楽しみである。

 

 

ゲームの配信に関してずっと前から思ってることなんだけど、「配信に映し出される一般ユーザー」に対しての関心(リテラシー)が全体的に薄いような気がする。

要は「意図せずストリーミングにユーザーネームやプレイングが映される」ということが起こりうるわけで、それは普通にゲームをしている一般ユーザーからしたらリスクでしか無いんだよな。それが同接5万人のストリーミングだったら、ユーザーネームからTwitterに辿りつけてしまったら、ということだ。

まあもしかしたらオンラインで遊ぶ時の規約に記載があるゲームも多いかもしれない。「意図せず映される可能性ありますけど、同意した人のみオンラインマッチングできます」みたいな。だとしたら問題ない。

最近は配信モードみたいな設定があるゲームが増えていて、ユーザーネームを非表示にすることも出来たりする。「実況者はモードをオンにして配信しないと規約違反」っていうルールを設けても良いんじゃないかと思っている。

 

あと話は違うけど、「俺はこの有名ストリーマーとマッチングして、それが配信に映った!つまり俺も出演者だ!ストリーマーは俺に収益を分けるべきだ!」みたいなことって発生しないのかな。

 

まあともかく、自分だったらストリーマーの配信に映るのは嫌なんだよね。ゲーム実況自体は大好きだけど、その分気になることもある。

バブルではあるけど、まだまだ外堀は埋まっていない業界だろうからそのへんも今後整っていけば良いなと思っている。