自分の手足口病

手足口病

発熱したのを1日目として、9日経った。熱はすっかり平熱、喉のいたみも8割ほど収まった。もう完治も間近である。

 

とにかく、とにかくとにかく喉の痛みが想像を絶するものであった。それが正味5日続き、体調的にここ10年で1番辛かったかも。

 

 

 

日ごとのまとめ

 

1日目

夜に発熱する。一度目の検温で37.7℃

「あーこれはうつったな」という確信を持つ。#大人の手足口病Twitterを検索し、怯える。

38.2℃まで上がったのを確認して、ロキソニンを飲んで寝た。熱以外の症状は無し。

 

 

2日目

朝起きて38.8℃。熱以外の症状無し。

ヒーヒー言いながら子どもの送りを済ませ、スーパーで風邪支度をしてベッドに倒れ込む。解熱剤が切れたタイミングで最大39.7℃までは確認。

夕方、ヒーヒー言いながら子どものお迎えをする。死力を尽くして寝かしつけまで終わり、そのまま自分も横になる。

さすがに高温なので頭も働かず、いつもの風邪療養なら動画みたりゲームしたりするんだけど、そんな気も起きずひたすらベッドで休む。

 

 

3日目

朝起きて38.2℃。高熱によるドンと体に圧を押されてるような感覚が減る。が、喉の痛みと手足の違和感を覚える。

1日3回解熱剤を服用しているので正確な体温は分からないけど、この日は最大でも38.5℃。熱の峠は越えたなという感覚。

ただ時間が経つほどに手足に発疹が目立ち始め、喉の痛みが強くなる。この日の昼ぐらいからまともな飲食が不可能になる。

 

夕方ごろには痛みが最高潮に。この痛みがここから5日間続きます。

この喉の痛みは自分の喉人生で最大のものである。頭痛がしてくるほどの痛みだ。

 

熱は下がってきてるけど、喉の痛みが尋常じゃなく喋れない。この日まで子どもの送り迎えをしていたけど、ちょっともう無理だと思ったのと、この症状が妻に伝播するとヤバいなと判断して妻の実家にSOSを出して3日間子どもを預かってもらうことに。

 

 

4日目

朝起きて37.2℃。この日は最大でも37.7℃。発疹は口腔内、耳、手、足と出てきている。

ブツブツがブワ~~って感じではなく、手足はなんか皮が分厚くなったような、火傷した後のような感覚に近い。

左手の人差し指だけでも15個ぐらい発疹は出てるから十分ガッツリだけど、Google画像検索で出てくるようなグロさは無い。

自分の皮膚はちょっと厚く、更に血色が良く(=赤みが強い)て地黒だから目立たないのかも。視覚的なダメージが少ないのはラッキー。

そして歩くのが痛い。「大人の手足口病は歩けなくなる」的な情報はよく見かけたけど、これが悪化すると確かに歩けないな、と思う。ただ自分は歩けるレベルで収まっている。これまたラッキー。買い物はできます。喋れませんけどね。

体温が下がってきてからは湯船(39℃)には入るように。手足は激痛なのでお湯にはつけないようにした。

しかし喉の辛さ、高熱の辛さに比べたら体の発疹は実質ゼロダメージに近い。

 

ちなみに喉関連の最大リスク行動は「あくび」である。

飲み物が気管に入ってむせたり、普通にせきをしたり、くしゃみをしたり なども良くないんだけど、あくびがかなりヤバい。なんか傷口が開くというか、1回あくびを普通にしてしまうとずーっと喉がジンジンする状態になる。

なので絶対にあくび(=喉を開く行為)はしてはいけない…んだけど、不随意運動なのでうっかりしちゃう。

 

 

5日目

終日通して体温は37.0℃ぐらいで、もうほぼ平熱に近くなった。

 

発疹はブワ~感が出てきた。1つ1つも大きくなっていて「おおっそれっぽいな」という感じだった。足裏は発疹同士がくっついて全体の色が変わってきている。

だがしかし、それでもやっぱり喉の辛さに比べるとかすり傷である。痛痒いし見た目もアレなんだけど、意に介さず過ごせるね。

 

とにかく喉の痛さが耐え難い。

3日目に熱が下がり始めてからずっと痛みは変わらず最高潮のままである。

この喉の痛み、鎮痛剤があんまり効かないのが本当に厄介である。

 

 

6日目

手・手首・足の発疹が若干少なくなってきた。1つ1つ粒立っていたものも小さくなってきている。耳はかさぶた状になった。もう歩いても、何かを触っても痛みも全然無い。

ということで全体的に引き傾向…だが!喉!!

喉だけは依然として変わらず、全盛期を維持している。

ベロで喉を触ってみると、無数のブツブツがあるのが分かる。あまりやり過ぎると悪化しそうなのでベロ触りは1日1回まで。

 

 

7日目

喉以外の発疹がだんだん目立たなくなってきた。触ったら痛痒かったけど、その感覚もかなり薄い。

しかし!喉は激痛のままである。

体は動くが、喋れないしとにかく痛くてまともに頭も働かず。

 

 

8日目

朝起きて喉の(良い意味での)違和感に気づく。あれ?あんまり痛くない…

ということで、ようやくかなりマシになった。ようやく喋れるように。

ただ食事の痛みは強いので食べるものはかなり限定されるけど、普通にしてるとあんまり気にならないレベルに。

そして喉のダメージが大きすぎてスルーしていた口内炎の痛みに気づく。口内炎、痛いわ!でも喉に比べるとやっぱり全然範囲内だな…

 

 

9日目

全盛期に比べて30%ほどの痛みになった。風邪をひいた時の「喉いて~」ぐらいの感じ。

ようやく気持ちが軽くなった。あ~~長かった。ちょっと痛いけどようやく普通の食事にありつけた。

 

 

まとめ

今回の手足口病、記憶にある中での風邪およびインフルエンザ的な病気の中で、トップ3に入るほどの辛い体験となった。ほんとーーーーーーーに辛かった。

もう二度とかかりたくないね!でもまた子どもがかかったら全力で看病はします。

 

高熱2日+喉5日で1週間まるっと機能停止した。仕事も普段の10%ぐらいしか稼働せず。本当に恐ろしい病気であった。

 

喉は何をしても激痛なので、とにかく何も起こらない時間を増やす のが正解である。脱水には気をつけて、唾液は飲まずにティッシュに捨ててしまっても良い。

 

自分は発疹が出て、コロナでは無いと100%確信した4日目に病院に行ったけどさっさと行ったほうがいいかも。効果のほどは分からないけど、消炎作用のあるうがい薬をもらえる。

 

食事は地獄だけど、やっぱ手足口病は風邪の一種なので栄養は摂ったほうが良いはず。

自分は試行錯誤の結果、餅が結構良いと思った。「いかに喉に物質を残留させないか」が鍵で、餅は喉に残留せずズルンと食道に落ちていくので向いている。固形物は全部ヤバいと思ってたけど、餅は喉を通る時の激痛だけなので後を引かない。カロリーも高いので食べる量に対しての効率も良さそう。

 

普段の風邪ならともかく、手足口病の喉に甘酒・ポカリ・inゼリーは相性が悪い。甘味が喉を焼きます。おかゆは喉への負荷は小さいけど、体積に対して得られるカロリーが少ないので微妙かも。

本当に1番良いのは点滴かもね。

 

しかしこの手足口病、風邪の一種とされてるけど鼻水も咳も全然出ないのは不幸中の幸いかも。あの喉の状態に粘膜関係の症状が出たらと思うとゾっとする。