9

ナダルが14回目の全仏制覇ということで、重々分かってたけど改めて凄い。彼は自分よりちょっとだけ年上なんだけど、30半ばながらクレーでは未だ敵なしで驚きしかないね。全仏に関してはもう誰がナダルに匹敵するかという次元じゃなく、純粋に本人の故障や衰えで落ちてくるのを待つしか無い という状況が15年以上も続いているのだ。

ナダルおめでとう!すごい!素晴らしい!

 

ナダル優勝とは関係ないけど、テニスのラケット投げは確かにヤバい風潮だよなと思う。どのプロスポーツ中継を見ても自分が使う道具をあそこまで粗末に扱うことは無いと正直思う。もちろんどんな競技でもそういう人はいるだろうけど、テニスはちょっと多すぎる上にトッププロが積極的にやりすぎ。

15年以上前だけど、自分が部活をやってた当時も投げたり地面に叩きつける人はたくさんいた。

勝手に責任をなすりつけるようだけど、やっぱプロの振る舞いに影響されている人は多いように思う。プロに対しては何か公的な強めの罰則を設けるべきだと思うね。

LoLも初期(シーズン2ぐらいまで)はプロが普段の配信含めてハチャメチャにToxicだったので、プレイヤーも1億総Toxicであった。みんな上の猿真似をするのである。

きっとタイガー・ウッズがパターでミスショットをするたびにグリーンを掻きむしって穴を掘るような人間だったら、世界中のグリーンは穴だらけになっている。自分はノブレス・オブリージュ(正しい使い方か分からない)の考え方は基本的に同意である。

そういう意味でもフェデラーナダルは心から尊敬できる素晴らしいプレイヤーだ。彼らはラケットを投げないし、言動も極めて誠実かつ紳士的でしびれる。

 

話はちょっとズレるけど、自分の中高6年間といえばレイトン・ヒューイット全盛からフェデラー一強時代、ロジャーラファ双璧時代の初期である。キャップを後ろに被ってる奴は全員「カモン!」って言ってたし、大きく体をしならせてスピンサーブをする人も多かった(アンディ・ロディックの真似)。フェデラーやガスケの影響でバックハンドをシングルにしたい人は大勢いたけど、難しすぎてバックはスライスしかやらなくなったりね。トッププレイヤーの反映でラケットのシェア率はウィルソンとバボラがトップだった。想像だけど、きっと自分が小学生だった頃はサーブ&ボレーをする人がめちゃめちゃ多かったはず(サンプラスの時代)。

ちなみに自分はフォルクルというメーカーを使っていた。面は97インチ。地元のスポーツ用品店では置いておらず、個人で仕入れをしているコーチに依頼して購入してもらっていた。インディーズバンドを嗜好し、地上波で流れる音楽を嫌悪するようなクソ痛い学生生活を100%反映したようなチョイスである。我ながらイタすぎる。フォルクル使ってる人がみんなイタいわけじゃないです。使いやすくて良いラケットだったよ。

 

 

ベルセルクが連載再開するとのこと。

これはとても嬉しい。読者としては純粋にあの物語がどう終わるのかが気になって仕方無かった。結末を唯一知る人間が森恒二氏というのもまたすごい話だ。

自分は「プロットがある場合、作品を引き継ぐ」ことに関して賛成である。作者が生前に継続を望んでなかった場合や、引き継いだ人(チーム)が根幹にかかわる部分を創作する となると話は変わってくるだろうけど。

例えば新クレヨンしんちゃんで、原作者のプロット無しで野原家に第三子が産まれたり、みさえとヒロシが離婚したりするとちょっと違うよね、みたいな感じ。

ベルセルクは連載終了時の編集部コメントから見ても最初からそのつもりで動いていたと思う。その分しっかりと制作体制および読者と原作者周辺に対するアクションも練られている印象だね。制作陣には大きなプレッシャーがかかると思うけど応援したい所存。

 

 

変なきっかけではあるけどFFX再注目の時期である。

プレイ配信を見ているけどやっぱり名作だね。世界とキャラの設定が独りよがりじゃなく、ちゃんと物語と同居している最後のFFだと思う。

多分設定の部分だとX・12・13・15それぞれに大差無いと思うんだね。どれもガッツリ練られた世界観があるはず。それでもこの4作品を比べた時、「やっぱXは名作だけど12・13・15は…」となってしまう。

やっぱいかに感情移入できるか みたいなところなんだろうか。ティーダとか見た目ダサチャラいし、口癖気持ち悪いし、ナヨナヨして青臭いからフラットに見たら全然好きになれない主人公なんだけど、父と息子の関係性だったり、消えると分かっていながら最後まで戦う姿はやっぱ心に残るんだよな。

そして今プレイ配信を見ててもちゃんと面白いな、と思えるので補正なしでXはしっかり面白いんだと思う。

 

ゲーム性の部分だけで切り取ると、12と13はめちゃくちゃ面白い。バトルやシステムまわりだけで言うなら12は最高傑作まであるし、単純な戦闘の面白さなら13もかなりのものだ。

15はあらゆる面で普通に面白くなかったので唯一最後まで遊んでないFFナンバリングとなっております。

 

自分がゲームに多く時間を割くようになったのは父の影響である。父は良い意味でミーハーだったので有名なゲームはとりあえず購入して遊んでいた。RPG・アクション・格闘・シミュレーションなどなどジャンル問わず、さらにゲーム機もとりあえず購入する人だったので我が家はゲーム的にものすごく充実した家庭だった。中学までに家にあったゲーム機はファミコンスーファミ・PS1と2・セガサターンドリームキャストだ。

そんな環境なので自分も物心つく頃からゲームにズブズブであった。父自らが深夜までゲームをしまくるもんだから制御も効かない。まあ小さい頃からゲームに熱中してたけど、特に大きなデメリットは無かったので問題ないだろう。もちろん後悔も無い。というかゲームは大切な趣味になったので父には感謝している。父が夜な夜なフェイの最終問題を遊んでいて、一緒になって深層を攻略していたのはとても素敵な思い出である。今思うと攻略情報無しで完全自力でクリアしてた父はすごいな。

で、今となっては自分が親の立場である。自身の経験からして、子どもが学生の本分(一般的にはスポーツや勉強だと思う)じゃないモノに熱中したとしても、親としては止めるべきじゃない と今のうちに肝に銘じておこうと思う。むしろ好きなものにはとことん漬かれるようにサポートするべきだ。それがゲームであっても、アニメであっても、Youtube視聴であってもだ。

自分がめちゃくちゃテレビっ子で、ゲームしまくりでも中学ぐらいまでは勉強は何とかなったからな。運動部も毎日サボらずやってレギュラーだったし、生徒会役員もやってた。あれ、けっこうすげーな中学の自分。

ともかく「こいつマジで一生ゲームやってんな」ぐらいでも何とかなる。止めるなよ俺。