ゲスの極み乙女はそこまでチェックはしてないものの、キラーボールが出た頃にすごい才能があるなあと感じたバンドである。
ビジュアルやキャラ作りも含めてインディーの中でも中々のイロモノっぽさで、センスが良い、という非常に良い立ち位置で出てきたイメージがある。
そして曲をよりポップで女性寄り(女性向け)なメロディと歌詞にすることで一気にインディーのイロモノからメジャーの真正面に立った、というかなりの決断と行動力を持っていてすごいと思ったバンドでもある。
ただ世間一般を相手にする舞台を選んだのちに、今回の件が発覚したことはかなりのダメージだと思う。
メジャーシーンはどうしても利害というものが強く働く舞台だと思うので、民放の音楽番組ではないバラエティに出て、紅白歌合戦に出て、アルバムが出て、という今のタイミングでこれは色んな会社の人間としてはブチ切れ金剛なのは間違いないんだろうなあ・・・
あえて川谷絵音は「飽きやすい」層に注力することを選択したんだけど、今後何をするにしてもこの件がまず真っ先にフィルターとして引っかかるので、これまでと同様の活動をしても中々成果は得られない状態になってしまったと思う。
ベッキーの会見内容はちゃんと見てないんだけど、「企業的」な要素はゲスの極み乙女よりもベッキーのほうが遥かに強いので、おそらくあの内容でベストなんだろう。
誰もが嘘と見抜くのを分かっていて嘘を付いた、という行動は本人にメリットは全く無いように思うので、「ベッキーを切り捨てる準備が整いましたよ」、という合図に思える会見だった。
ということで今回の件で、それぞれの本来やりたい行動が制限されてしまうのは見ていて気持ちの良いものではないな、残念だなという感想である。
純粋に応援していたファンは可哀想だなと思う。
しかしやっぱり(そこそこ売れてる)バンドマンってモテるんだな!